大熊町第二次復興計画の改訂を検討しています
印刷用ページを表示する 掲載日:2018年8月31日
町の中長期的な将来指針「大熊町第二次復興計画」について、内外の環境変化に柔軟に対応するとともに、新たな課題に対応するための見直し作業がスタートしました。町は有識者と職員で検討委員会を立ち上げ、計画の改訂に向けた初会合を8月30日に開きました。
改訂の背景
第二次復興計画は平成27年3月の策定から3年半が経過しました。この間、大川原地区の拠点整備や帰還困難区域内にある下野上地区等の特定復興再生拠点区域復興再生計画の認定など町内環境が変化するとともに、避難の長期化で町民を取り巻く状況は変化しました。このため「避難先での安定した生活」「帰町を選択できる環境づくり」を基本としつつ、策定後の環境変化により新たに生じた課題等に対応する必要が生じたことから、改訂を検討するものです。
改訂の基本的な考え方
大川原、中屋敷地区で今後避難指示が解除されるのを見据え、帰町後の町民の暮らしを念頭に置いた施策を検討します。
帰還困難区域内の特定復興再生拠点区域復興再生計画に基づくJR大野駅周辺や下野上の構想も計画の中に位置付けていきます。
復興計画検討委員会
検討委員会は福島大うつくしまふくしま未来支援センターの初沢敏生センター長を委員長に、有識者と課長補佐級の町職員合わせて21人で構成します。初会合では委員が3グループに分かれ、それぞれ「避難先での生活再建支援」「町土復興」「ひと・きずなづくり」のテーマについて今後のあり方を議論しました。
皆さんのご意見をお聞かせください
検討会は合計5回開き、来年、町に最終報告をします。その後、町議会への提言を経て3月の改訂計画策定を目指します。計画に町民の皆さんの意見を反映させるため、10月下旬に町民ヒアリング、来年1月には町民アンケートを行う予定です。ぜひ、皆さんのご意見をお聞かせください。