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発電所の状況

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月2日

大熊町として廃炉に向けた取組

福島第一原子力発電所の一刻も早い事故収束および廃炉に向けた取組の安全かつ着実な進展は大熊町の復興に大きく影響します。このため、町は今後も東京電力ホールディングス株式会社の安全確保の取組を厳しく監視すると共に、原子力行政を担ってきた国(政府)には、全面に立ち、しっかりと廃炉等に取り組む対応を求めていきます。

発電所の現在の進捗状況

3、4号機使用済燃料プールからの燃料取り出しが完了しました。1、2号機の燃料取り出し、燃料デブリ (事故により溶け落ちた燃料) 取り出しの開始に向け順次作業を進めています。

1

(東京電力ホールディングス株式会社資料「中長期ロードマップの進捗状況(概要版)2023年1月26日付」より)

福島第一原子力発電所の燃料貯蔵について

4号機

福島第一原子力発電所4号機は、事故当時、水素爆発は起きたものの、定期検査中であったためすべての燃料が使用済燃料プールに保管され、大きな損傷を被ることなく保管されていました。この使用済燃料プールから燃料棒を取り出し、共用プールへ移送する作業を2013年11月18日より開始しておりましたが、2014年12月22日、すべての移送作業を完了しました。

燃料移送の図

  • 移送燃料の種類(使用済:1331体/1331体、新燃料:202体/202体)
  • キャスクの輸送回数 71回

現在の各原子炉の状況

各原子炉の状況

(東京電力ホールディングス株式会社資料「中長期ロードマップの進捗状況(概要版)2023年1月26日付」より)

原子炉等の各温度

令和5年2月1日午前11時現在

  1号機 2号機 3号機 4号機
原子炉圧力容器温度 [PDFファイル/48KB]

14.0℃

24.9℃ 17.5℃ 燃料なし

原子炉格納容器温度 [PDFファイル/49KB]

13.4℃ 23.7℃ 16.5℃ 燃料なし
使用済燃料プール水温度 [PDFファイル/61KB]

 22.9℃

​21.9      -  ※1

     -  ※1

※1 全燃料取り出し完了につき監視対象外。

福島第一原子力発電所 使用済燃料等の保管状況

  • 単位は体(燃料集合体のこと)です。
  • 合計には溶融分は含んでいません。

1

(東京電力ホールディングス株式会社資料「使用済燃料プール対策  2023年1月26日付」より)

福島第一原子力発電所1号機~4号機のライブカメラ

 ※東京電力の公式サイトへ移動します。

各種測定結果

各種測定結果図
(東京電力ホールディングス株式会社HPより)

発電所敷地境界モニタリングポスト測定結果

令和5年2月1日 12時現在

測定箇所 測定結果(μSv/h)
MP-1

0.564

MP-2 0.812
MP-3 0.514
MP-4 1.044
MP-5 0.719
MP-6 0.324
MP-7 0.585
MP-8 0.555

※風向き:設備点検により欠測  風速:設備点検により欠測  感雨:無

※風速0.5m/s未満の場合「Calm」(静穏)、風向を「-」と表記

※平成22年12月 月間平均値 33~42nGy/h(およそ0.03~0.04μSv/h)
(福島県原子力発電所安全確保技術連絡会 原子力発電所周辺環境放射能測定結果の評価結果<外部リンク>より)

モニタリングポストデータ [PDFファイル/62KB]

原子炉建屋からの放出量

令和4年12月現在
測定箇所 放出量(Bq/h)
1号機 350
2号機 2,100
3号機 6,600
4号機 1,500
  • 1~4号機原子炉建屋からの放出量(セシウム)を、原子炉建屋上部等の空気中放射性物質濃度(ダスト濃度)、連続ダストモニタおよび気象データ等の値を基に評価
  • 放出量についてはCs134とCs137の合計値です
  • 1~4号機の大物搬入口は閉塞の状態で測定
  • 4号機は2013年11月14日の排気設備運用開始後より放出量評価を実施

(東京電力ホールディングス株式会社資料「原子炉建屋からの追加的放出量の評価結果(2018年3月)」より)

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