大熊町役場新庁舎
平成31年春、町内で役場業務を再開するにあたり、大川原地区復興拠点に町役場の新庁舎を整備しました。町内で復興を着実に進める拠点、そして町民の皆さんに親しんでいただける施設を目指します。
新庁舎完成イメージ
新庁舎の概要
所在地・敷地
大川原地区の町道東67号線に面した大川原地区復興拠点内に建設します。
所在地: 福島県双葉郡大熊町大字大川原字南平1717
敷地面積: 17,992.31平方メートル
構造・面積等
新庁舎は、庁舎棟のA棟、防災・災害対策機能棟のB棟に大きく分かれています。
庁舎棟(A棟)
構造: 鉄骨造 地上2階建
建築面積: 2,828.83平方メートル
延床面積: 4,330.2平方メートル
構成: 執務室・来庁者窓口、町長室、議場、正庁、多目的スペース など
防災・災害対策機能棟(B棟)
構造: 鉄筋コンクリート造 地上2階建
建築面積: 454.24平方メートル
延床面積: 883.48平方メートル
構成: 災害対策会議室、防災倉庫 など
基本計画と設計
新庁舎整備は、町が基本計画を策定し、公募型プロポーザル方式により選定した優先交渉権者が基本設計業務、実施設計業務、工事監理業務および建設業務を一括して行う「デザインビルド方式」により実施します。
公募型プロポーザルの詳細は、次のページをご覧ください。
公募内容: 大熊町新庁舎整備基本計画および公募型プロポーザルの実施について
審査結果: 大熊町新庁舎整備公募型プロポーザル技術提案書審査結果について
整備は、平成30年2月に基本設計、同年5月に実施設計が決まり、同月16日に着工。平成31年3月に竣工しました。
大熊町新庁舎建設基本計画
平成29年3月、新庁舎に備える機能の整備方針や規模・構造・配置計画などの基本的な方針を定めた基本計画を策定し、プロポーザル方式により公募を行いました。
大熊町新庁舎整備基本設計
平成29年6月に大熊町新庁舎整備設計業務を締結し、平成30年2月、配置計画などをまとめた基本設計を作成しました。
大熊町新庁舎整備 基本設計概要版 [PDFファイル/8.37MB]
大熊町新庁舎整備実施設計
平成30年5月、基本設計を基にして、詳細な機能や動線、ゾーニングを計画した実施設計を作成しました。
大熊町新庁舎整備 実施設計(概要版) [PDFファイル/10.96MB]
新庁舎のコンセプト、整備イメージ
基本コンセプト
新庁舎整備に当たっては4つの基本コンセプトを掲げています。
1.復興のシンボルとなる庁舎
新庁舎は、復興拠点内に整備する最初の建築物であり、「町土の復興」を町内外にアピールするシンボルにします。
2.誰もが利用しやすく人にやさしい庁舎
新庁舎は、木材を使用した温かみのあるデザインと、開放的で分かりやすい空間づくりにより、町民や来訪者が利用しやすい施設にします。
3.まちなみや自然環境と調和した庁舎
木質を多用した建物のデザインや敷地内の緑化により、周囲の環境に配慮して、まちなみや自然に馴染む建物にします。
4.環境性能と災害対応力に優れた庁舎
省エネルギーへの配慮と、再生可能エネルギーの導入により、環境負荷を低減します。また、自然災害と原子力災害に備え、適切に対応するため、防災・災害対策拠点や防災広場を整備します。
新庁舎整備イメージ
外観
アプローチから玄関へ
内部
執務室と来庁者窓口
議場
おおくまホール(イベント・交流スペース)
開庁式
平成31年4月14日
新庁舎の開庁式を行いました。渡辺利綱町長、鈴木光一町議会議長があいさつ、安倍晋三首相が祝辞を述べ、テープカットとくす玉割りを行って開庁を祝いました。内覧会も開かれ、出席者や町民、報道関係者に完成したばかりの庁舎内を披露しました。
建設工事
平成31年3月27日
建設工事が終了し、町の工事担当者が立ち会って竣工検査を行いました。
平成31年3月26日
執務室と会議室にイス・テーブルなどの備品が搬入されました。庁舎棟2階ラウンジ、1階東側ホールにはソファが置かれました。
平成31年3月6日
照明器具の取り付けが完了し、日没後に点灯試験を行ないました。庁舎棟では、案内板設置などのサイン工事を行っています。
平成31年2月27日
庁舎棟は、執務室に受付カウンターを設置して、窓口部分が完成しました。2階の議場には、議員席や机が入りました。
平成31年2月20日
庁舎棟は、壁紙貼りや化粧板取り付けなど各所で仕上げ作業が行われています。駐車場はアスファルトで舗装しました。
平成31年2月15日
庁舎棟は、内装工事が大詰めを迎えています。敷地内では植栽工事が始まり、樹木が植えられています。
平成31年2月14日
庁舎棟は、カーペットの敷き込みや書棚の設置が行われています。2階の議場では、議員席や傍聴席を置く段床部分を作っています。
平成31年2月13日
庁舎棟は、エントランスや犬走りで作業が進んでいます。防災棟は工事が最終段階となり、床の仕上げや手すりの取り付けを行っています。敷地内では、駐車場や路盤を整える外構工事を行っています。
平成31年2月6日
庁舎棟は、外装工事で東側の外壁に木板を取り付けています。また、犬走り部分にコンクリートを打ち込んでいます。内装工事では、床や内壁などの作業が行われています。
平成31年1月30日
庁舎棟は、屋根に鋼板が取り付けられ、屋根工事がほぼ終了しました。
平成31年1月28日
町内で降雪がありました。工事現場にも白く雪が残っています。敷地西側では、外倉庫などの付属設備が造られています。
平成31年1月23日
庁舎棟は、1・2階とも床下配線用の二重床にする工事が始まりました。東側ホールでは、天井に木製のパネルを取り付けています。
平成31年1月16日
庁舎棟は、北側と東側一部の足場が外され、道路側からはっきりと見えるようになりました。防災棟は、内部で設備工事が進んでいます。
平成31年1月9日
庁舎棟は、屋根に鋼板を敷き込み始めました。また、軒天井に下地材を取り付けています。内部では、内壁や天井工事を引き続き行っています。
平成30年12月26日
庁舎棟は、東側の屋根工事が進んでいます。防災棟は、西側・南側の足場も解体されました。2棟とも、内部では壁と天井工事が進み、ボードを取り付ける作業を行っています。
平成30年12月19日
庁舎棟は、東側の鉄骨工事が終わり、屋根工事が始まりました。内部では、作業台を並べて天井工事を行っています。防災棟は、東側の足場が解体されて外壁が見えるようになりました。
平成30年12月17日
渡り廊下は、躯体工事がほぼ終わり、配管や配線などの内装工事が始まりました。
平成30年12月12日
庁舎棟は、東側で鉄骨の組み立てが進んでいます。また、屋根には鋼板を取り付けています。防災棟は、屋根の防水作業と外壁の塗装を行っています。渡り廊下は、屋根工事を行っています。
平成30年12月5日
庁舎棟の東側ホール部分と渡り廊下で、鉄骨の組み立てが始まりました。防災棟は、発電機やポンプなどの設備機器を搬入しています。渡り廊下には、床コンクリートを打ち込みました。
平成30年11月28日
庁舎棟と防災棟の間で、渡り廊下を設置するための足場を組みました。庁舎棟は、間仕切り壁の骨組みにボードを取り付けています。また、庁舎棟・防災棟ともに、電気配線や空調設備の工事が始まりました。
平成30年11月21日
庁舎棟は、外壁工事が進み、東側にも外壁材が取り付けられました。内部では、1階の間仕切り壁の組み立てが始まりました。防災棟は、2階のコンクリート型枠が外されました。
平成30年11月14日
庁舎棟は、2階の間仕切り壁の骨組みを軽量鉄骨で組み立てています。庁舎棟の西では、浄化槽の設置工事が行われ、掘削した部分にコンクリートで基礎を作りました。防災棟は、内装工事で天井や壁にボードを貼り付けています。
平成30年11月7日
庁舎棟は、2階の鉄骨に耐火材を吹き付けています。また、建物の外周では外壁工事が進んでいます。防災棟は、2階外壁と屋根部分にコンクリートが打ち込まれました。
平成30年10月31日
庁舎棟は、東側ホールの基礎部分にコンクリートが打ち込まれました。また、屋根工事が進み、下地材の取り付けが完了しました。防災棟は、2階の梁や天井に鉄筋を組んでいます。
平成30年10月24日
庁舎棟は、1階内部の鉄骨が耐火材を吹き付けられて灰色になりました。防災棟は、2階の天井部分に型枠を組みました。
平成30年10月17日
庁舎棟は、建物東側のホールやエントランスとなる基礎部分に鉄筋を組んでいます。内部では、鉄骨への耐火材吹き付けが始まりました。防災棟は、2階の内壁に鉄筋を組んでいます。
平成30年10月10日
庁舎棟は、屋根工事・外壁工事・内装工事が同時進行しています。屋根工事と外壁工事では、下地材が取り付けています。防災棟は、2階の内壁や梁の型枠を組んでいます。
平成30年10月3日
庁舎棟は、1階、2階ともに床のコンクリートが打ち込まれました。また、屋根工事が始まり、屋根の下地が準備されています。防災棟は、2階の壁部分に型枠を組み始めました。
平成30年9月26日
庁舎棟は、2階の床工事が進められています。防災棟は、1階の壁と天井部分にコンクリートを打ち込みました。2階部分に足場が組まれ、これから型枠組みが始まります。
平成30年9月19日
庁舎棟の鉄骨工事が、5工区に分けたうちの4工区まで完了し、周囲に外壁工事用の足場を組み始めました。1階床には、床コンクリートを打ち込むための鉄筋が組まれています。防災棟にも、1階の型枠の上に鉄筋を組みました。
平成30年9月12日
庁舎棟は、鉄骨工事が4工区目まで進みました。2階部分には、鋼製のデッキプレートを敷いて、床コンクリートを打ち込む準備をしていきます。防災棟の1階部分は、1階の壁と天井にコンクリートを打ち込むため、型枠でふたがされています。
平成30年9月6日
庁舎棟は、鉄骨の組み上げが3工区目まで進み、建物の輪郭がわかるようになってきました。
平成30年8月29日
庁舎棟の鉄骨工事は、基礎躯体工事と同じように5工区に分けて作業しており、その1工区部分を組み上げています。防災棟では、内壁の型枠が増えて1階の間取りがはっきりしてきました。
平成30年8月28日
平成30年8月27日
庁舎棟では鉄骨工事が始まりました。鉄骨をクレーンで吊り上げて、基礎の上に組み上げていきます。
平成30年8月22日
庁舎棟は、基礎コンクリートの打ち込みが終わり、型枠が外されました。防災棟は、外壁に続いて内壁の型枠が組まれています。
平成30年8月17日
庁舎棟は、最後の基礎コンクリートを打ち込む準備が整いました。防災棟は、外壁の鉄筋コンクリート用の型枠を組み始めました。
平成30年8月8日
庁舎棟の基礎躯体工事も終盤にさしかかりました。防災棟は、床にコンクリートを打ち込んだ後、柱部分にも鉄筋を組みました。また、外壁の作業をするために足場が組まれました。
平成30年8月1日
庁舎棟は、基礎コンクリートの打ち込みが終わったところから埋め戻していきます。防災棟は、基礎の上に床となるコンクリートの鉄筋を組みました。
平成30年7月25日
庁舎棟の基礎コンクリート打ち込みは半分まで進みました。防災棟はコンクリート打ち込みが終わり、基礎周辺を埋め戻しています。
平成30年7月18日
庁舎棟では、コンクリートが固まったところから型枠が外され、基礎躯体が見えてきました。防災棟にも基礎にコンクリートを打ち込んでいます。
平成30年7月11日
庁舎棟では、基礎を5工区に分けて、順番に基礎型枠内へコンクリートを打ち込んでいきます。
平成30年7月9日
平成30年7月4日
庁舎棟では、基礎型枠と鉄筋の組み上げが進んでいます。防災棟でも1階の壁部分に鉄筋を組んでいます。
平成30年7月3日
平成30年6月27日
庁舎棟では基礎コンクリートの鉄筋を組んでいます。防災棟は掘削部分の埋め戻しが行われました。
平成30年6月26日
平成30年6月21日
平成30年6月20日
庁舎棟では、均しコンクリートの打ち込みが行われています。
平成30年6月18日
庁舎棟では土工事を行って、基礎躯体工事の準備が進められています。
平成30年6月14日
庁舎棟の地盤改良杭工事が進んでいます。
平成30年6月13日
防災棟も地盤改良工事が行われています。
平成30年6月7日
平成30年6月4日
庁舎棟で地盤改良機による作業が始まりました。
平成30年6月1日
地盤改良のため、地盤改良機と固化剤プラントが設置されました。
平成30年5月22日
基礎工事の準備が進められています。
安全祈願祭
平成30年5月24日
建設工事が始まり、5月24日に町内大川原の建設予定地で安全祈願祭が行われました。
渡辺利綱町長がくわ入れを行い、地元の方々や工事関係者の代表が玉ぐしをささげて工事期間中の安全を願いました。
整備前~着工
平成30年5月17日
町議会で実施設計が承認され、5月16日に新庁舎整備が着工しました。同17日には、造成が完了した敷地の測量などを行い、庁舎の位置や敷地の境界等を確認しました。
平成30年5月15日
平成30年4月20日
平成30年2月17日
平成30年1月12日
造成が始まり、盛土が搬入されていきます。
平成30年1月11日
造成前の敷地です。