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中間貯蔵施設の事前調査が行われています

印刷用ページを表示する 掲載日:2013年5月30日

現在、環境省による中間貯蔵施設の事前調査が進められています。4月23日および5月17日の両日は、健康増進施設「ふれあいパークおおくま」において、地質調査のための「現地踏査」と「ボーリング調査」が実施されました。

4月23日に行われた「現地踏査」は、(1)調査の実施地点の特定、(2)地表地質踏査、(3)水源等の把握、(4)道路状況の把握を内容としています。調査員が実際に調査地点周辺を見て歩いたり、斜面地層の地質や岩盤の状況確認、水質を調べるため付近のため池の水を採取しました。

5月17日の「ボーリング調査」は、(1)地質・地下水位などの把握、(2)地盤の硬さなどの把握、(3)試験のための試料採取を内容として実施され、ボーリング機械で地中にパイプを差し込み、土砂や岩石の試料を採取しました。また、ボーリングで開けられた孔は、地下水観測のための井戸とし、地下水位や水中放射線の観測が行われています。

次回は、盛土の締め固めに必要な重機のデータを把握するための「盛土試験」が行われる予定です。

土砂等を採取する調査員の写真
土砂等を採取する調査員

ボーリング調査の様子の写真
ボーリング調査の様子

大熊町では、次の7つの項目を国が責任を持って果たすことを条件に、事前調査を受け入れています。 

  1.  「現地調査の受入」=「施設建設の受入」ではないこと
  2.  施設の安全性等の丁寧な説明を行うなど、国が責任を果たすこと
  3.  現地調査の取組状況を適時報告すること
  4.  ボーリング調査は、地権者の同意を得たうえで実施すること
  5.  調査終了後速やかに、施設に必要な範囲を明示すること
  6.  用地の所有者が生活の場に困らないような補償方針を示すこと
  7.  最終処分についての方針を示すこと

 今後も、国に対して調査の状況等の報告を適時求め、その内容について町民の皆さまに随時お知らせいたします。

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