大熊町復興まちづくりビジョンについて
印刷用ページを表示する 掲載日:2014年3月31日
東日本大震災に伴う福島第一原子力発電所事故の発生により、避難生活を余儀なくされてから3年が経過した現在、皆さまにおかれましては、先行きの不透明さに不安を覚えられるとともに、長引く避難生活で多大なるご苦労をされていることと思います。
今年度、大熊町では、今後の復興のための指針である第二次復興計画の策定に向けて、大熊町復興まちづくりビジョンの策定を行いました。
この大熊町復興まちづくりビジョンは、今後の大熊町内の放射線量がどのように変化していくかを予測し、町土をどのような時間軸の中で再生していくかを中長期的視点に立ち、”大熊町のあるべき姿”を描いたものです。
また、町内の放射線量は長期に亘り帰町の妨げとなることが予想されており、当面の避難生活の支援に関する町としての考え方も明示しております。
ただし、この復興まちづくりビジョンは、中長期的事業構想であり、詳細な計画については、平成26年度策定の第二次復興計画に定めていく考えです。
大熊町復興まちづくりビジョン [PDFファイル/5.63MB]
構成内容
避難生活の長期化を踏まえ、町民の皆様の暮らしを支援する、当面の施策の考え方・方向性を整理しました。
- 避難生活の長期化を踏まえた、住まいの安定化支援
- 町民のコミュニティ維持・きずな醸成の支援
- 町外避難生活に係る安心・快適な暮らしの支援
放射線量の推移等に基づいた中長期的な町土の復興・再生の考え方や方向性を整理しました。
- 帰還のための生活インフラ整備時期の目安
- 町土の復興・再生の基本コンセプトと町土構造の考え方
- 段階的な町土構造整備のイメージ
- 町土の復興・再生に向けた主要施策
町土復興・再生の第一歩となる復興拠点として整備される大川原地区の全体概要を整理しました。
- 大川原地区の拠点整備にあたって(必要性・意義)
- 復興拠点の位置づけ
- 復興拠点の整備方針とまちづくりのコンセプト
- 復興拠点における空間整備イメージ
- 復興拠点でのまちの営みのイメージ
- 復興拠点の段階的開発の考え方
- 復興拠点の整備スケジュール