中間貯蔵施設の建設受け入れを判断しました
印刷用ページを表示する 掲載日:2015年1月15日
原発事故に伴う除染廃棄物を保管する中間貯蔵施設について、渡辺町長は建設を受け入れる方針を決め、町議会と行政区長会に説明しました。町民の皆さんに対しても、受け入れ判断に関する手紙を全戸に送付しました。
判断の主な理由としては
- 国との条件協議の結果、町が求めてきた多くの事項が認められ、これ以上の譲歩が見込めない中、判断を引き延ばすことは国民的理解を得られない。
- 自宅近くに除染廃棄物を仮置きしている県民のため受け入れやむなしと考える人も多い。また新たな生活を始めたい人、町に戻りたいと考える人のため、行政として次のステップに進む必要がある。
- 安全協定など5項目すべてで納得できる内容でなければ搬入受入はせず、国の適切な対応を担保できる。
- 町民がお世話になっている避難先の自治体でも、仮置き場から除染廃棄物が搬入されることを期待している。
- 県からの交付金が予算化される見通しである。
などを挙げました。
12日の町議会全員協議会、15日の行政区長会でそれぞれ説明しました。渡辺町長は「町の復興を前に進めるためにも施設の建設を受け入れたい」としています。町は1月下旬から始める予定の町政懇談会で、中間貯蔵施設受け入れ判断に関しても説明します。