中間貯蔵施設の本格施設工事に着工しました
印刷用ページを表示する 掲載日:2016年12月15日
環境省は11月15日、大熊、双葉両町で中間貯蔵施設の本格施設工事に着手しました。
中間貯蔵施設は原発事故で発生した除染廃棄物を県外で最終処分するまでの間、最長30年間保管する施設です。今回整備するのは県内の仮置き場や保管場から除染廃棄物を運び込んで分別する「受入・分別施設」、分別後の土壌を埋め立てる「土壌貯蔵施設」です。大熊町内では小入野字東大和久に受入・分別施設、小入野字東平と夫沢字東台にまたがる地区に土壌貯蔵施設が整備されます。
15日には大熊町内の土壌貯蔵施設予定地での着工の様子が公開されました。伊藤忠彦環境副大臣が作業開始に先立ち、作業員に「ちょとした不注意で信頼を失う。安全優先で取り組んで欲しい。」と訓示しました。渡辺町長も「地権者の心に寄り添う原点を大切に、事業に取り組んで欲しい。」とあいさつしました。この後、作業員が放射線量を下げるための表土剥ぎ取りを行いました。
環境省は来秋にも貯蔵を開始する方針です。