大熊町は2020年2月9日(日曜日)、小泉進次郎環境大臣立ち会いのもと、「2050ゼロカーボン宣言」をしました。
これは、二酸化炭素の排出を大幅に削減し、2050年には実質ゼロとすることを目指すものです。
大熊町は、原発事故を経験した町だからこそ、原発や化石エネルギーに頼らず、地域の再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりに取り組み、私たちの子ども、孫たちが誇りをもって語れるまちを目指します。
今後、この理念に共感いただける皆さんとともに具体的な施策の検討を深めてまいりますので、ご協力いただきますよう、よろしくお願いします。
カーボンとはCO₂(二酸化炭素)のことを指します。
CO₂は石油などの化石燃料の利用により大量に放出され、地球温暖化の最も大きな要因だとされており、氷河の融解や近年の異常気象を招いていると言われています。
温暖化の進行を食い止めるため、2050年までに二酸化炭素排出量を実質的にゼロとすることが世界共通の課題となりつつあります。
この取り組みを通称「ゼロカーボン」や「カーボンニュートラル」と呼んでいます。
2020年10月、菅総理は、2050年までに日本国政府として二酸化炭素排出量の実質ゼロ(カーボンニュートラル)を表明しました。
全国の自治体でも、すでに7割近い人口規模の自治体がゼロカーボンに取り組むことを決めており、福島県内では郡山市、大熊町、浪江町がゼロカーボン宣言を行いました。