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学び舎ゆめの森スポーツフェスティバル(2023年9月30日撮影)

学び舎ゆめの森の運動会「スポーツフェスティバル」が9月30日、同校のグラウンドで開催されました。生徒・児童・園児、保護者や教職員に加え、町民、大学生ボランティアなど約250人が参加しました。普通の運動会とはひと味もふた味も違う競技の数々を大人も子どもも全力で楽しみました。

参加者は赤・白・黄色の3チームに別れ、子どもたちが考えた、皆で楽しく参加できる競技に挑戦し地域一体で交流を深め合いました。スポーツフェスティバルは昨年の会津若松市での開催に続き2回目で、町内での運動会の開催は東日本大震災以来12年ぶりでした。

子どもたちが考えた9種類の競技を参加者全員で競い合う「ゆめりんピック」。さまざまな競技にチャレンジしながらチームでつないでいきます。写真は最初の競技「台風の目」。棒の両端にぶら下げられた球を落とさないように四人で竿を持って走り抜けます。

次はくじでボールの種類が決まる「ボール運び」。何を使ってどんなボールを運ぶかは運しだいです。

大きな鯉のぼりパンツを2人で履いて走る「デカパン競争」。転ばないよう互いに歩幅を合わせ息もぴったりです。

3人で挑戦しているのは「大玉転がし」。障害物をよけながら、進みます。

各チームが3人ずつで挑む「水バケツリレー」。その場から動かず腕とバケツのみで水を渡こぼさないように運んでいきます。

大熊の特産品バトンを手に本気でダッシュする「リレー」競技。走る距離は短い人もいれば長い人もいます。

様々な種目を乗り越えてゴールした人をクラッカーでお祝いする「クラッカーを鳴らせ」。巨大クラッカーが賑やかに盛り上げました。

こども園の0~2歳の親子競技「はらぺこあおむしよーいどん」。絵本「はらぺこあおむし」の服装で、自分が取ったものと同じくだもののトンネルをくぐります。

トンネルをくぐりぬけると背中には立派な羽がはえ、ちょうちょになって元気よくゴールしました。

こども園の3歳~5歳児は親子で「おとぎ話の世界へLet's go」に挑戦。おうちの方と一緒にひいた童話の服装を身につけゴールを目指します。どのお話が当たるかお楽しみ。

こども園の3歳~5歳児がみんなで協力しながら挑戦した「パズルを完成させましょう」。学び舎ゆめの森のシンボル(校章)を完成させました。

鯉のぼりで作った伝統の衣装を身に着け、地域の皆さん、大学生も参加した「よさこいソーラン」。震災前から大熊中学校で受け継がれてきた伝統の踊りです。これからも大熊町義務教育学校の子どもたちが伝統を引き継いでいきます。

続いては、いろいろなお題で観覧者も巻き込む借り物競走ならぬ借り人競争の「おめ〜のことが知りて〜んだ」。札に書かれた人を探し、さらに2人で「ミッションカード」を引き、書かれた内容に挑戦するなどユニークな競技を楽しみました。

子どもたちはカードを引くと内容に合致する人を見つけ、一緒に次のお題にチャレンジです。

ミッション達成の判断は、判定員が行います。再チャレンジするペアも最後まで諦めず頑張りました。

最終競技となった玉入れ「しゃけのジャマしちゃだめだっぺ」では熊川のサケに扮した参加者が産卵するために岩やクマの妨害を避け、たくさんの卵(玉)を産み落としました。

鮭に扮した参加者は、玉入れの玉を持ちかごを目指しますが、途中何度も妨害が待ち受けます。遡上するのは容易ではありません。やっとの思いでかごの前にたどり着いた鮭に最後の難関が待ち受けます。

鮭に扮した参加者がかごの前にようやくたどり着くと、他チームの熊役が熊が描かれた板で入らないように玉入れ(産卵)を妨害します。チームの団結力も強まってきた参加者たちは、互いに声を掛け合い最後まで諦めずに頑張りました。

最後は、参加者全員で盆踊り。広いグラウンドいっぱいに広がり、大きな円を描くように踊りました。閉会式で南郷市兵校長・園長は参加者をサケに例えて「今日生まれた卵が孵(かえ)って、また来年、このゆめの森に元気に帰ってくるのを楽しみにしています」と次回のスポーツフェスティバルへの期待を述べました。

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