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旭台で水稲の実証栽培(2023年5月12日撮影)

町内の特定復興再生拠点区域で水稲の実証栽培が始まりました。5月12日、同区域の避難指示が解除されてから初めての田植えが熊旭台の水田約20aで行われ、町職員や町農業委員ら約30人が参加しました。

特定復興再生拠点区域での水稲栽培は4年目。昨年までの3年間は、放射性物質検査用のコメを採取する試験栽培が行われ、放射性セシウム濃度が国の基準値を下回ったため、今年から実証栽培に移行されました。写真は田植えを始める直前の様子で、田んぼの端一列にがっちりと育ったコシヒカリの苗床が並べられました。

田植え前の田んぼは水が張られ代掻きを終えた状態で、参加した町職員や町農業委員らは横一列に並び手に持った苗床を千切りながら植えていきます。

特定復興再生拠点区域内では、下野上清水、熊錦台、旭台で1年ずつ水稲が栽培されており、旭台での栽培は昨年に 続いて2回目。当日は天候にも恵まれ、青空の下、参加者がコシヒカリの苗を水田に手植えしました。

コシヒカリの苗を手植えする町農業委員。

秋に収穫したコメは、安全性が確認できればイベントなどでの配布を予定。町は令和7年に同区域での本格的な営農再開を目指し、水稲の実証栽培を続ける予定です。

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