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町立学校が会津に別れ(2023年3月15日・3月23日撮影)

町立学び舎ゆめの森で3月23日、避難先の会津若松市で最後となる修了式が行われ、児童・生徒ら8人が佐藤由弘校長から修了証書を受け取りました。同校は4月から町内に戻り、12年ぶりに町内で教育活動が再開されます。

修了証書を受け取る8年生の生徒

町内にあった熊町小・大野小、大熊中の3校は、震災後、会津若松市へ避難し、震災の翌月に市内で再開。昨年4月には3校が一体となった義務教育学校「町立学び 舎ゆめの森」が開校しました。同校は4月から町内に戻ります。

修了式で「旅立ちの決意」を発表した会津若松市の中学校に進学する児童は「ゆめの森で宝物を見つけた。それは友達です。宝物をくれてありがとう。みんなのことを忘れません」と述べ、共に学んだ仲間に感謝し、別れを惜しみました。

修了式後には、唯一、会津若松市に残り市内の中学校に進学する6年生の児童のために「送る会」が開かれました。9年制の義務教育学校である学び舎ゆめの森では、6年生の卒業式が行われません。子どもたちは手作りした卒業証書などの記念品を手渡しました。

学び舎ゆめの森の玄関前で会津若松市の中学校に進学する児童のお見送りが行われ、児童生徒・教職員が別れを惜しみました。

会津若松市の町立幼稚園で3月15日、最後の修了証書授与式が行われました。震災後、会津若松市で再開 した町立熊町幼稚園と大野幼稚園は3月末日で閉園し、創立以来五十数年の歴史に幕を下ろしました。

修了式に臨む2人の園児。4月に学び舎ゆめの森へ入学します。町立幼稚園の閉園後は、認定こども園学び舎ゆめの森が4月、町内に開園します。

町立幼稚園で修了式に引き続き行われた閉園式では、園児から熊町・大野幼稚園の園章を返還された吉田淳町長が閉園を宣言しました。写真は吉田町長に園章を返還する園児。

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