町は、年齢・境遇に関わらず、すべての人が安心して生きがいを感じながら暮らせる町を目指し、福祉政策を中心とした取り組みを進めていくため、2018年度に大熊町福祉の里構想を策定しました。
福祉関連施設が4月、町内大川原地区で開所し、構想の実現に向けて大きな一歩を踏み出しました。
町は今後、構想を着実に実行していくため、さまざま取り組みを進めていきます。
大熊町福祉の里構想の詳細、福祉関連施設については、次の記事をご確認ください。
震災後、町内では介護福祉の事業者がいない状況が続いていました。昨年の町内一部避難指示解除を機に少しずつ町民が帰還しはじめ、町は、町内で介護福祉サービスを再開させるため、大熊町社会福祉協議会とおおくま福寿会の3者による「福祉の里構想の推進に向けた協力協定」を結びました。
また、本構想では、小規模多機能型居宅介護施設(在宅系介護サービス)や、特別養護老人ホーム(居宅系介護サービス)を整備することとしており、その整備等をおおくま福寿会に担っていただく方針です。このため、町はおおくま福寿会と「町の介護・福祉の向上のための覚書」を交わしました。今後、おおくま福寿会が、介護福祉施設の整備資金を確保し、町内福祉の向上に努めていきます。
町外(県内)にお住まいの方を対象に、町内の福祉・介護施設に就職するための就職準備等補助金、介護職員研修資格取得に係る補助制度を創設しました。
補助制度の利用を希望される方は、大熊町役場福祉課までご連絡ください。
なお、県外に住所をお持ちの方や避難先からの町内の福祉・介護施設への就職をお考えの方は、福島県の制度があります。詳しくはお問い合わせください。
福島県社会福祉協議会
電話番号:024-526-0045
4月に開所した認知症高齢者グループホームおおくまもみの木苑は、東棟および西棟それぞれ9人ずつ合計18人が入居できるグループホームです。運営はおおくま福寿会が担っており、職員の確保に努めながら安定した運営を目指していきます。
4月23日からいよいよ入居が始まり、現在6人の方が入居しています。入居者の募集受付は随時行っており、職員の確保が進めば西棟での受け入れも開始します。
西棟の入居募集については、準備ができ次第ご案内しますので、お待ちください。
おおくまもみの木苑を運営するおおくま福寿会の皆さん
おおくま福寿会
電話番号:0240-23-7980