東京芸術大デザイン科の1年生45人が4月22 日、会津若松市の一箕町長原地区仮設住宅を訪れ、買い物などに使えるトートバッグを町民の皆さんに贈ってくださいました。
郡山市出身で同科准教授のクリエイティブディレクター箭内道彦さんが昨年から、学生の研修の一環として避難自治体の住民と制作を通じた交流を行っています。入学したばかりの1年生にとっては初めて取り組む制作だそうで、熊や赤べこ、ラーメンなどのデザインがプリントされたトートバッグを仕上げました。学生は一人一枚ずつ町民に作品を手渡し、デザインに込めた思いを説明しました。
同仮設住宅自治会の松本実副会長は「大切に使わせていただきます」と感謝しました。企画した箭内さんは「これからデザインを学ぶ上で、受け取る相手のことを想像しながら制作することは大切。今回みんなで来られてよかったし、大熊町の方の役に立てたのならうれしいです」と話していました。