町のお年寄りが楽しみにしていた年に1度の敬老会は震災前、町総合体育館などを会場に、盛大に開催していました。しかし震災後、全国に避難する皆さんの支援など優先業務に取り組む中、敬老会の再開に時間を要してしまいました。
7年ぶりの敬老会はいわき市のスパリゾートハワイアンズ・ラピータで開かれました。対象となる70歳以上の方は9月7日現在で男性718人、女性1047人の合計1765人で、このうち307人が出席しました。
渡辺利綱町長の式辞、吉田栄光県議、鈴木光一町議会議長のお祝いの言葉に対し、出席者を代表して、町老人クラブ連合会長の広島幸雄さんが「7年ぶりの開催に当たり、皆さんの心温まる対応、励ましの言葉に厚く御礼申し上げます。私たちも早期の町復興を望んでおり、お役に立てることはできる限り協力します」と謝辞を述べました。
席上、最高齢の吉田信さん(105歳)、米寿の57人に、町から記念品が贈られました。また、年齢にとらわれずいきいきと活躍しているお年寄りをたたえる内閣府の「エイジレス・ライフ」の実践者として、民謡指導の飯畑トヤさんと交通指導の赤井光清さんにエイジレス章が伝達されました。このほか、金婚を迎えた9組の夫婦に、県老人クラブ連合会と福島民報社から「しあわせ金婚夫婦表彰」の表彰状が贈られました。
スパリゾートハワイアンズダンシングチームによるハワイアンフラのショーや歌手紅晴美さんの歌謡ショーも繰り広げられました。