町が大川原に建設を計画している公営住宅に対し、町民の皆さんから幅広く意見を聞くための座談会が9月下旬、県内3か所で開かれました。
帰還を希望する町民の皆さんのための公営住宅は、大川原字南平の復興拠点の一角に50戸を先行整備する予定で、座談会の意見を踏まえて年度内に基本設計を行います。現段階では、平屋建ての3LDKと2LDKの2タイプで検討しています。
座談会は9月25日にいわき市、26日に会津若松市と郡山市で開かれました。このうちいわき市の会場には13人が参加。仮設住宅や借上げ住宅に暮らした経験から、駐車場や縁側、台所の使い勝手など細部にわたる意見や要望を活発に出し合いました。将来、高齢者が一人暮らしになるケースに備えた見守り機能、町内で安全安心に暮らすための対策を求める声も寄せられました。