町内を流れる熊川の河口付近で3月16日、熊川漁協組合によるサケの稚魚放流が行われました。
稚魚の放流は、震災後6年ぶりに再開した昨年に続き2回目。今年は全国的に不漁でしたが、県鮭増殖協会、真野川鮭増殖組合の協力により、昨年の約2倍となる10万匹の稚魚を確保しました。
防護服姿の組合員や町職員が、体長4、5センチメートルの稚魚をトラックの荷台からホースを使って放すと、稚魚は熊川を元気に泳いでたちまち姿が見えなくなりました。
稚魚は約4年後には成魚となり、放した川に戻るといわれています。熊川漁協の小畑功組合長は、「熊川のサケを絶やさないために、今後も稚魚の放流を続けるほか、担い手育成にも力を入れて技術の継承に努める」としています。