避難生活を支えたタブレット端末を東京五輪のメダルに再利用―。2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会が進める「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」に、大熊町など双葉郡4町が協力し、古いタブレット端末を回収して提供することになりました。
このプロジェクトでは、全国から集まった使用済みの小型家電からリサイクル金属を抽出し、東京五輪・パラリンピックで選手に贈るメダルをつくります。タブレット端末には金、銀、銅ともわずかに使われているそうです。
楢葉、富岡、大熊、双葉の4町は、プロジェクトに参加するNTTドコモを介してタブレット端末を提供します。2月2日、同組織委員会の村里敏彰国際局長から4町に感謝状が贈られました。
村里局長は「7年間、一人一人をつないだタブレットの一つ一つに皆さんの思いが詰まっています。立派なメダルをつくるので、本番の表彰式で思い出してください」と感謝の意を述べました。
感謝状を受けた4町の首長と関係者
古いタブレット端末はすでに大部分を回収しましたが、まだ手元に残っている町民の方もいらっしゃるかと思います。古いタブレット端末をお持ちの方は、大熊町役場会津若松出張所 企画調整課までご連絡ください。