町職員有志による手書きの情報紙「大川原ライフ」は3月1日、最終号となる54号が発行されました。
大川原地区の避難指示解除後、住むことが可能になった町内の様子を伝えようと令和元年10月に発行され、4年半にわたってメンバーらが毎月手書きで情報を発信してきました。
紙面を編集する喜浦さんと佐藤さん
第3号の取材をする佐藤さん
同地区の避難指示解除から約5年が経ち、帰還や移住により居住人口が徐々に増えたことから、メンバーらが町内の日常に人の営みを実感できるようになったため、紙面が一定の役割を果たしたとして終了を決めました。
2月、発行当初から編集に携わっている喜浦遊さんと佐藤由香さんが最終号を作成しました。喜浦さんは「バックナンバーを見返すと、避難指示の解除からこれまでにたくさんの出来事があったことを思い出し感慨深い。町内に何かできるたび、何にでも感動していた」、佐藤さんは「最初は編集に苦労したこともあったが、メンバーに協力してもらい毎月欠かさず発行できた。紹介したい人や楽しかったイベントを掲載することができ、思い入れが深い記事がいくつもある」とこれまでの発行作業を振り返りました。
第1号の試作版と完成版を見比べる2人
これまで発行した紙面を振り返る2人
「大川原ライフ」のバックナンバーは町公式サイト復興通信「大川原ライフ」をご覧ください。