町がJR大野駅西側に整備する町産業交流施設の安全祈願祭が10月12日、野上地区の諏訪神社で行われました。
安全祈願祭で玉串を捧げる吉田町長
同施設は駅周辺で働く場の確保やにぎわい創出を先導するオフィスビルとして建設され、来年12月の完成を目指しています。設計施工は清水建設・関・空間設計特定建設共同企業体。建築面積は約4,300平方メートルで構造は鉄骨3階建て。建設費は約71億円です。
産業交流施設外観のイメージ
施設内の貸事務所には現在、廃炉関連や建設、不動産、IT関連などの企業17社が入居予定で、その半数が町内企業です。貸事務所やコワーキングスペースのほかに、多目的スペースやラウンジ、屋上庭園が設けられ、企業や町民、来訪者間の交流が生まれることも期待されています。
産業交流施設内(多目的スペース)のイメージ
産業交流施設位置図
安全祈願祭には、吉田淳町長や清水建設の清水康次郎常務執行役員東北支店長ら関係者約30人が出席し、工事の安全を祈りました。吉田町長は「町の玄関口である駅前復興の象徴となる施設。町のさらなる復興を進めるための重要な事業と期待している」と述べました。