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避難先で最後の修了式

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年3月23日

学び舎ゆめの森が会津に別れ

町立学び舎ゆめの森で3月23日、避難先の会津若松市で最後となる修了式が行われ、児童・生徒ら8人が佐藤由弘校長から修了証書を受け取りました。

修了証書を受け取る児童
修了証書を受け取る児童

佐藤校長は「1年間の皆さんの大きな成長を感じる。新しい出会いを楽しみに、新たな気持ちで新年度を迎え、自分だけの学びを追求しましょう」と式辞を述べました。

町内にあった熊町小・大野小、大熊中の3校は、震災後、会津若松市へ避難し、震災の翌月に市内で再開。昨年4月には3校が一体となった義務教育学校「町立学び舎ゆめの森」が開校しました。同校は4月から町内に戻り、12年ぶりに町内で教育活動が再開されます。

修了式後には、唯一、会津若松市に残り市内の中学校に進学する6年生の箭内果音君のために「送る会」が開かれました。

9年制の義務教育学校である学び舎ゆめの森では、6年生の卒業式が行われません。子どもたちは箭内君のために会を準備し、手作りした卒業証書などの記念品を箭内君に手渡しました。

手作りの卒業証書を受け取る箭内君(右)
手作りの卒業証書を受け取る箭内君(右)

修了式で「旅立ちの決意」を発表した箭内君は「ゆめの森で宝物を見つけた。それは「友達」です。宝物をくれてありがとう。みんなのことを忘れません」と述べ、共に学んだ仲間に感謝し、別れを惜しみました。

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