下野上地区の大熊インキュベーションセンターで3月12日、交流イベント「おおくま学園祭」が開かれました。
町が復興状況を知ってもらおうと実施したもので、特定復興再生拠点区域の避難指示が解除されてから区域内で交流イベントを主催するのは初めてです。
会場には飲食店や雑貨店のほか、同センターの入居企業による展示などが並び、約1,500人の来場者が旧大野小学校の面影を残した施設でのイベントを楽しみました。
大野小の面影を残す正面玄関に集う来場者
来場者でにぎわうフードエリア
ステージでは、若手起業家による発表会が行われ、同センターで起業を学んだ起業家らが自身の事業内容を発表しました。
若手起業家発表会で話す登壇者
また、音楽ライブに「湘南乃風」の若旦那としても知られる新羅慎二さんのほか、JENNIさん、FRAMさん、ファンタスティック☆パイセン、いわき市のご当地アイドル「アイくるガールズ」、福島市を拠点に活動するバンド「アキレスと亀」が出演。お笑いライブには、くまだまさしさんやスリムクラブ、マテンロウ、カゲヤマ、入間国際宣言、ナイチンゲールダンス、ぺんぎんナッツが登場し、会場を盛り上げました。
「アキレスと亀」のボーカル・ギターで大野小出身のヨシダユウスケさんは「母校だったこの場所でステージに立ててうれしい。小学生時代の思い出を込めた歌を、その歌が生まれた場所で披露できたのはこれ以上ないこと。ステージに立って周りを見渡したら、当時の記憶がよみがえり、歌いながら感極まった」と話しました。
母校で歌う「アキレスと亀」のヨシダユウスケさん(中央)
同日、大野病院敷地内にある地域活動拠点「KUMA・PRE(クマプレ)」でフード・クラフトイベント「1日だけのYour Table(ユアテーブル)」が開かれました。
レザークラフトやアクセサリーづくりのワークショップのほか、県内外から集まったキッチンカーや飲食店約20店が並び、来場者は多彩なメニューを楽しみました。
レザークラフトを体験する来場者
来場者でにぎわう飲食コーナー