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古民家に親しむ催し 活用への第一歩

印刷用ページを表示する 掲載日:2023年1月15日

登録有形文化財の2住宅

石田家住宅 「新年大川原さんぽ・フロッタージュ体験」

1月11日、おおくまふるさと塾を中心に約20人が参加。町学芸員より石田家住宅の概要について説明を受けた後、母屋の清掃や庭木の手入れに取り組みました。その後、八幡神社や百万遍(ひゃくまんべん) の塔など大川原周辺の史跡を同塾生の鎌田清衛さんのガイドのもと、歩いて巡りました。

鎌田さんの説明に耳を傾ける参加者
鎌田さんの説明に耳を傾ける参加者

また、大山祇神社では石碑に紙を貼り、墨でこすって模様を浮かび上がらせるフロッタージュと呼ばれる技法を体験。参加者からは「史跡に実際に触れる貴重な経験ができた」といった声が聞かれました。

渡部家住宅 「新春もちつき大会」

1月15日、町民や首都圏の学生ら約70人が参加。東京の西小山にある浜通りと東京をつなぐ活動拠点「クラフトビレッジ西小山」とオンラインで結び、2会場同時にもちつきを実施。掛け声に合わせて参加者が交代でもちをつきあげました。汁もちや甘酒などが振る舞われ、母屋の軒下で思い思いに味わいました。

できたてのもちを味わう参加者
できたてのもちを味わう参加者

また、母屋の清掃や敷地内の草刈りに汗を流したり、町学芸員の説明を受けながら土蔵や馬小屋などを実際に見てまわり、渡部家住宅の歴史を肌で感じました。

町教育委員会より

国の登録有形文化財に指定されている「石田家住宅」と「渡部家住宅」。復興に向けた新たなまちづくりが進む中でかつての地域の暮らしを伝える貴重な建造物です。今後もイベントや意見交換を通して、保存と活用の可能性を模索してまいります。

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