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大熊町のゼロカーボン、実感からアクションへ

印刷用ページを表示する 掲載日:2022年12月17日

ゼロカーボンフェスティバル2022inおおくま

ゼロカーボンフェスティバル2022inおおくまが昨年12月17日、大熊町役場前広場で開かれました。植樹に臨む吉田町長と武田玲奈さん、町立学び舎ゆめの森の児童生徒ら

再生可能エネルギー導入などを通して二酸化炭素の排出を実質ゼロにする「ゼロカーボン」を復興の軸としたまちづくりを進める町が企画。町内外の方にその取り組みや技術を紹介することで「ゼロカーボン」を身近に感じてもらおうと今回初めて催されました。

多彩なステージイベント

ステージでは、国立環境研究所の五味馨さんとサイエンスコミュニケーターの本田隆行さんが町の「ゼロカーボンシティ構想」を解説。ゲストに福島県出身の女優・武田玲奈さんを迎え、町の取り組みやゼロカーボンの必要性などについて考えました。

また、吉田淳町長と町立学び舎ゆめの森の生徒、町民らによるトークセッションでは、食品ロス削減やごみの減量などゼロカーボンにつながる身近な取り組みについて話し合いました。

吉田町長と生徒、町民らによるトークセッション
吉田町長と生徒、町民らによるトークセッション

このほか、福島県観光PR隊「HAPPYふくしま隊」と武田玲奈さんによる大熊町クイズ、福島県ご当地お笑いコンビ「パチッコリン」によるメガソーラーの空撮紹介、お笑い芸人ハリウッドザコシショウさんのお笑いステージなどが開かれ、会場が大いに盛り上がりました。

楽しいブースで見て、知って、体験

広場を囲むように設けられたブースでは、再生可能エネルギーに関わる企業などが出展。電気自動車の試乗会や燃料電池車の展示、再生可能エネルギー技術の紹介などが行われました。

町役場内では電気自動車モデルカー実験や燃料電池教室が開かれ、家族連れが工作や実験を楽しんだほか、アートワークショップが行われ、庁舎の窓ガラスに来場者が思い思いの絵を描きました。

燃料電池教室に参加する来場者
燃料電池教室に参加する来場者

町交流施設linkる大熊のキッチンスタジオでは、福島県出身の料理研究家・中村美紀さんによる町内産イチゴを使ったスイーツクッキング教室が開かれ、参加者がイチゴマフィン作りに挑戦しました。

モミの木と育つ町の未来

イベントを記念して町の木であるモミの木の植樹が行われました。植樹には吉田町長と武田玲奈さん、町立学び舎ゆめの森の児童生徒らが参加。プランターに植えられた苗木は、町内大川原地区に整備中の教育施設が完成した後、同施設の敷地に移植される予定です。

植樹に臨む吉田町長と武田玲奈さん、町立学び舎ゆめの森の児童生徒ら
植樹に臨む吉田町長と武田玲奈さん、町立学び舎ゆめの森の児童生徒ら

植樹後、吉田町長は「子どもたちには、このモミの木とともに大きく成長してほしい。成長した子どもたちが胸を張ってふるさとを誇れるように、ゼロカーボンによるまちづくりを進めていく」と決意を語りました。

ゼロカーボンフェスティバル2022inおおくまの詳しい様子は、大熊町写真館に掲載しましたので、ぜひご覧ください。

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