町は2040年のゼロカーボン達成に向けて、出光興産とゼロカーボン推進による復興まちづくりに関する連携協定を結びました。締結式は9月30 日、大熊町役場で行われ、吉田淳町長と出光興産の小林総一常務執行役員が協定書に署名しました。
この協定により、出光興産は10月1日、町内で超小型電気自動車(EV)シェアリング実証事業を始めました。超小型EVは大熊町役場と大野駅に1台ずつ配置され、近隣への移動を補完します。事業は来年3月までで、住民や来訪者らの幅広い移動ニーズに対応する新たな交通手段としての実用性が検証されます。
この他、バイオマスや再生可能エネルギーの導入を通じた産業振興でも連携し、農業再生と産業創出を目指します。大川原地区でエネルギー作物のソルガム、エリアンサスの栽培実証試験が進められ、適性が確認できれば町内での栽培体制や加工施設の整備が検討されます。
超小型EVと小林常務(左)、吉田町長
町役場と大野駅で超小型EV を借りることができます。1回の利用は4時間まで。利用には会員登録と予約が必要です。詳しくは出光興産「オートシェア」サイト<外部リンク>をご覧ください。