中屋敷と熊の2地区で水稲の試験栽培が始まりました。5月10日に田植えが行われ、町農業委員ら関係者約20人が熊旭台の試験田1.8a(アール)に天のつぶの苗を植えました。
特定復興再生拠点での試験栽培は今年で3年目。旭台地区では震災後初めてです。収穫は9月後半の予定で、放射性物質検査用の試料約1kgを収穫し、残りは廃棄されます。検査の結果に問題がなければ、町は来年実証栽培に移る方針です。町農業委員会の根本友子会長は「試験栽培で安全性を確認し、営農再開に向けて米づくりができる環境を整えたい」と話しました。
試験田に苗を植える町農業委員ら