大竹英子さんが、福島県のエッセイ・コンテスト一般の部で最優秀賞を受賞しました。
大竹さんは、震災の一週間後にご主人を亡くし、目の不自由な義姉を介護しながら会津若松市に避難。中国出身の大竹さんは日本語を勉強するため、義姉の励ましを受けて大野小に通い、その後、大熊中、会津二高を卒業しました。現在は、もう一度基礎を学び直したいと昨年5月から大野小で聴講生として授業を受けています。
受賞したエッセイは家族というタイトルで、学校に通うことを後押ししてくれた義姉への感謝が書かれています。自分が義姉を支えるばかりではなく、自分も義姉に支えられていることを感じた大竹さんは、文の最後に「義姉と家族になれて幸せです」とつづりました。
1月13日、大竹さんが大熊町役場を訪れ、吉田淳町長に受賞を報告。大竹さんは「これからも学びを続ける。町内にできる学校でも勉強してみたい」と述べました。
エッセイは福島県教育委員会のサイトで紹介されています。
福島県教育委員会「道徳教育・人権教育関係について」
(令和3度「モラル・エッセイ」コンテスト 優秀作品集)<外部リンク>