町内で実証栽培されていた酒米「五百万石」の稲刈りが9月7日、大川原地区の実証田で行われました。
町や町農業委員会の関係者が、約65アールの実証田で黄金色に実った酒米を稲刈り機で収穫しました。
酒米の栽培は今年で2年目。収穫された酒米は放射性物質検査を行った後、会津若松市の髙橋庄作酒造店で日本酒「帰忘郷」に醸造されます。昨年の帰忘郷は試作品のみでしたが、今年は一般販売を目指し約1,600本の製造が見込まれています。完成は来年2月、販売は来春の予定です。また、製造資金を調達するため実施したクラウドファンディングの返礼品として支援者に贈られます。
収穫にあたった町農業委員会の根本友子会長は「土壌を改良したおかげで生育が順調だった。昨年より稲穂が重く、十分実っているので、今年はさらにおいしいお酒ができるはず。お酒が完成したらぜひ皆さんに味わってもらい、町のことを思ってほしい」と話しました。
酒米の実り具合を確かめる根本会長