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町の木モミで聖火灯す

印刷用ページを表示する 掲載日:2021年8月10日

東京2020パラリンピック聖火

東京2020パラリンピックの聖火は、全国から集められた火を一つにして灯されます。町の採火式は8月10日、町内大川原地区の頭森公園で行われました。

採火方法は各市町村に委ねられており、その地域の特色や伝統などを取り入れ採火されます。町の採火には、町の木となっているモミの木が使われました。モミは木肌が白いことから清浄な木とされており、寺社で護摩祈祷の際に燃やす護摩木として用いられます。その護摩にならい、採火炉は熊町地区の熊町初発神社の護摩炉を借り、モミの護摩木を組み上げました。

火起こしを行ったのは、町内に住む青山蓮さん・悠珠さん兄弟。2人は木をこすり合わせるきりもみ式とまいぎり式と呼ばれる2種類の方法で火種をつくって護摩木を燃やし、ランタンに採火しました。

きりもみ式で火を起こす青山さんまいぎり式で火を起こす青山さん
(左)きりもみ式、(右)まいぎり式

採火を終えた悠珠さんは「オリンピック聖火にはサポートランナーとして、今回は火起こし役として、両方の聖火に関わることができてうれしい。この火が聖火台に灯るのが楽しみ」と話しました。

ランタンに採火する青山兄弟
ランタンに採火する青山兄弟

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