井上信治環境副大臣が3月17日、大熊町役場会津若松出張所を訪れ、中間貯蔵施設についての意見交換などを行いました。
井上環境副大臣は「中間貯蔵施設の2町集約案については、地元の意向を最大限尊重しながら、引き続き福島県と協議していきたい」とあいさつし、渡辺町長は「地権者をはじめ、町民の皆様の立場に立って、説明責任を果たしていただきたい。」と強く要望しました。
石原環境大臣と根本復興大臣は3月27日、福島県庁を訪れ、佐藤雄平知事と双葉郡8町村長と面談し、福島県から提示した5項目について回答を示しました。
しかし、佐藤雄平知事は、要請した内容に対する回答が不十分として、再回答を求めています。
福島県の要請項目 | 国の回答内容要旨 |
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施設の集約化 | 大熊町と双葉町に集約する。両町配置計画を維持し、計画面積は増やさない。 |
県外最終処分の法制化 | 施設受け入れ環境が整えば、法律案を速やかに閣議決定して国会へ提出する。 |
楢葉町焼却灰処理施設 | 楢葉町波倉地区に設置し、災害廃棄物等の仮設焼却施設に併設する。 |
地域振興策 | 地元の事業ニーズに柔軟に対応できるような財政措置を講じ、具体的な内容を早期に示す。 |
土地賃借 | 中間貯蔵施設の特性から土地賃借は困難。 |