放射線汚染から全米有数の繁栄地域へと発展したアメリカ・ハンフォード地域に、浜通り振興のヒントを学ぶべく、双葉郡8町村、いわき市、昌平黌(いわき市)は連携協力協定を結びました。
プルトニウムを精製する米軍の核施設群があったハンフォード地域は、周辺に放射性物質が放出されたことによる深刻な環境汚染問題を抱えています。しかし、環境回復作業(クリーンアップ)と、産学官連携を中心とした経済発展により都市力を上げ、2013年には全米6番目の人口増加率を記録する発展を遂げました。
昌平黌が運営する東日本国際大は早くから同地域の調査研究に取り組んでおり、知見を実際の復興に生かすため、浜通りの各自治体と協定を働きかけました。今後、現地調査などを通じて復興・発展を目指す考えです。
1月25日に同校で協定締結式が行われ、昌平黌の緑川浩司理事長と各首長が調印しました。当町からは吉田淳町長が出席しました。