大分県別府市から大熊町に11月5日、別府温泉の湯が届けられました。大熊町にゆかりのある観光客から「復興途上にある大熊町民に、別府の湯で体を癒やしてほしい」との声が寄せられたため、同市の一般社団法人B-biz LINKの皆さんが源泉をタンクに溜め、大型トラックで届けてくださいました。
3日がかりで届いた湯の温度は約50度。タンクから浴槽に注がれた温泉に触れ、町民の方はうれしそうに熱さや湯触りを確かめていました。大川原の災害公営住宅に住む佐藤次男さんは「ツルツルした手触りで体がポカポカする。気軽に行って入ることはできないので、ありがたい」と話しました。
B-biz LINK の堀景さんは「せっかくできた縁。これからも何か役に立つことがあれば幸いです」と話していました。
温泉を届けてくださったB-biz LINK の皆さん