千葉市に避難している91歳の米山キクエさんが10月、いわき市好間町のギャラリー木もれびでちぎり絵の個展を開きました。
デイサービスの教室でちぎり絵に出会ったのは85歳のとき。以前から刺しゅうや編み物が好きだったという米山さんは楽しさに魅了され、これまでに約30点の作品を仕上げました。
日本の風景画や美人画が好きな米山さんの作品は、和紙や色紙のほか、綿を使って立体的に仕上げます。細い糸を貼ったり、綿に色を付けたりする作業は根気が必要で、一点完成させるのに2~3か月かかるそうです。
家族が「長寿祝いを兼ねて」と尽力して実現した、人生初の個展でした。米山さんは「立派な額に入れて飾ってもらい、ありがたいこと」と感謝していました。
個展を開いた米山さん