大熊町リサイクルセンターの建設工事が、町内夫沢字長者原の現地で始まりました。
国道6号とJR常磐線に挟まれた約8ヘクタールの用地で、不燃性廃棄物、太陽光パネル等の再利用を図る事業に取り組みます。浜通りに新産業の創出を目指す福島イノベーション・コースト構想に基づき、地元企業などが参画する共同会社・相双スマートエコカンパニーを設立し、施設は来春に稼働予定です。
事業の柱は2点です。不燃性廃棄物リサイクル事業は、徹底した放射線管理の下で金属くず、がれきなどを分別、線量低減処理して再資源化します。8,000ベクレルを超える廃棄物は環境省が処分します。
太陽光パネル等の先端リサイクル事業は、全国で寿命を迎えるパネルが10年後以降に増加すると見込み、民間企業の技術供与を受け、来年にも試験受入を開始し、リサイクルの研究開発を進めます。
7月23日に地鎮祭が行われ、関係者のくわ入れで工事の安全を願いました。