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胃がんリスク検診が受診できます

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年9月4日

検診では、血液検査の次の二つの値によって、胃がんになりやすい状態か判定します。

  1. ヘリコバクター・ピロリ菌感染の有無
    ピロリ菌とは、胃の中に住んでいる細菌です。胃酸の分泌や胃粘膜の免疫機能の働きが不十分な幼少期(4~5歳頃)までに感染すると考えられています
  2. ペプシノゲン値(萎縮性胃炎の診断)
    ペプシノゲンとは、胃粘膜にある消化酵素のもとになるもので、血液中のペプシノゲンの異常は、胃粘膜萎縮(萎縮性胃炎等)があることを示します

どうやって検査するのですか

血液検査で測定する簡単な検査です。

具体的な判定方法はなんですか

ヘリコバクター・ピロリ抗体価検査と、ペプシノゲン検査によって、次の4群で判定します。 なお、B~D群の判定であった場合、医療機関で内視鏡検査による精密検査が必要です。

A群

  • 胃がんの危険度:4段階中、最も低い
  • 胃の健康度:健康な胃粘膜。胃粘膜萎縮の可能性は非常に低い

B群

  • 胃がんの危険度:4段階中、2番目に低い
  • 胃の健康度:胃潰瘍に注意。少数ながら胃がんの可能性。胃粘膜の萎縮がない、または軽い

C群

  • 胃がんの危険度:4段階中、2番目に高い
  • 胃の健康度:慢性萎縮胃炎・胃粘膜萎縮が進んでいる

D群

  • 胃がんの危険度:4段階中、最も高い
  • 胃の健康度:胃がんの可能性。胃粘膜萎縮が進み過ぎ、ピロリ菌が胃に住めない状態

対象年齢は何歳からですか

40歳以上の希望者(平成28年3月31日時点)となります。 ただし、次のいずれかに該当する方は、検診を受診する事はできません。

  1. 胃に明らかな症状がある
  2. 食道、胃、十二指腸の病気で治療中である
  3. 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、逆流性食道炎の治療をしている
  4. プロトンポンプ阻害薬(胃酸を抑える薬)を飲んでいる
  5. 胃を切除したことがある(内視鏡的切除も含む)
  6. 腎透析を受けている
  7. ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌をしたことがある

どうやって受診すればいいのですか

10月に実施する会津若松市・郡山市・いわき市で実施する町の総合健診を受診される方には、受診録と一緒に同意書および問診票を同封します。 検診当日に同意書および問診票を提出していただき、胃がんリスク検診を受診していただきます。 医療機関等で個別に受診する場合は、指定の医療機関になる予定ですが、現在調整中です。

毎年検査が必要なのですか

一度検査を受けていただければ結構です。 なお、胃がんを発見する検査ではありませんので、これまで実施している胃がん検診(バリウム検査)は、引き続き受診してください。

チラシ

胃がんリスク検診はじまりますの案内チラシ

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