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大熊町内空間線量率測定結果(平成29年3月16日実施)

印刷用ページを表示する 掲載日:2017年5月1日

大熊町では、平成29年3月16日に町内36か所の空間放射線量を測定しました。1年に2回、3月と9月に町内全域の空間線量率調査を行っていますが、震災から6年が経過し空間線量率の低下が落ち着いてきたこと、冬季は積雪の影響が大きいなどの理由から、今回の調査では、測定点を167か所から36か所に絞り、簡易調査として実施しました。

この36地点の選定については、福島第一原発周辺や昨年9月の前回調査以降に除染が実施されている箇所、これから除染が予定されている箇所等、特徴的な箇所にしています。(詳細な測定点については、「町内線量調査位置図」参照)測定結果は別表にまとめていますが、地上から1メートルの高さで3回続けて測定し、その平均値を記載しています。

全体的な測定結果は、特別な理由なく空間線量率が変動している地点はありませんでした(プラスマイナス10パーセント以内です)。しかし、前回の調査に比べて空間線量率が上昇している地点は数か所ありました。福島第一原発の敷地境界に設置されているモニタリングポストやダストモニタでも空間線量率等の上昇は発生していないことから、季節的な変動であると推定しています(過去の調査結果から、夏に比べて冬は空間線量率が高くなる傾向にあることが分かっており、周辺に草木が多い箇所にその傾向が強いようです。夏場は草木が遮へい物になっているため、と考えられます)。

前回調査以降に除染が行われた箇所については、実測値で約30パーセントの低下が見られます(今回の測定点では106、107、115が該当します)。これは、空間線量率の低下が落ち着いてきた中でも除染によって空間線量率の低下が見込める、ということだと思われます。

町西部の中屋敷地区については、本調査直前に雪が降り、当日も15センチメートル程度の積雪が残る状態でした。調査地点が雪に埋もれている箇所もあり、覆っている雪をある程度除去した上で測定しましたが、それでも雪による遮へい効果により通常よりも大きく低下している箇所があります。

3月16日測定結果表

大熊町内の空間線量率簡易測定結果・平均値(平成29年3月16日測定) [PDFファイル/135KB]

3月16日測定結果表

町内線量調査位置図

町内線量調査位置図

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