6月30日(木曜日)午前9時、大熊町内の帰還困難区域のうち、
特定復興再生拠点区域の避難指示が解除されました。
大熊町拠点区域解除地図 [PDFファイル/1.72MB]
地番一覧 [Excelファイル/205KB] ※解除された道路等については、上図「大熊町拠点区域解除地図」をご覧ください。
特定復興再生拠点区域の避難指示解除に係る説明会が6月4日と5日の2日間、県内4会場で開かれました。説明会は、「放射線への対策を継続することを条件に同区域の避難指示解除は妥当」とした町除染検証委員会の最終報告を受けて開催。町民ら述べ159人が参加しました。町当局は町の復興・再生に向けた取り組みについて説明した後、参加者からの放射線への不安や避難指示解除後の生活に関する質問に答えました。
詳しくは、「特定復興再生拠点区域の避難指示解除に係る説明会を開催しました」をご確認ください。
町議会全員協議会が6月10 日に開かれ、特定復興再生拠点区域の避難指示解除に関する手続きが町に一任されました。
全員協議会は、町や国・県の関係者が出席。町当局は同月に開かれた解除に係る住民説明会の内容を説明し、放射線に対する不安など厳しい意見があった一方、生活インフラの拡充や早期解除を望む声など、帰還を考えての意見が多かったことを報告しました。吉田淳町長は解除に向けた手続きの一任を求め、町議会は全会一致で同意しました。
特定復興再生拠点区域の避難指示解除に関する町と国・県の協議が6月16日に行われました。吉田淳町長は同区域の避難指示を6月30日午前9時に解除したいと提案。出席した石井正弘原子力災害現地対策本部長(経産副大臣)と鈴木正晃県副知事が同意しました。
6月28日、国の原子力災害対策本部会議が開かれ、避難指示の解除が正式に決定しました。
6月30日午前9時、特定復興再生拠点の避難指示が解除されました。同時刻、町の防災無線で解除を知らせる広報音声が流され、町内に解除を伝えました。
また、解除に合わせて町と双葉警察署の合同パトロールが行われました。JR大野駅東口駐車場で出動式が開かれ、町消防団や富岡地区防犯指導隊大熊分隊、町防犯パトロール隊、双葉警察署、県警特別警ら隊らが参加しました。
式では、吉田淳町長があいさつし、防犯指導隊の松永秀篤分隊長が出動申告を行いました。その後、参加者は警ら車両に乗り込み、町内への巡回に向かいました。