大熊町は、特定復興再生拠点区域の除染の状況や効果を検証する第三者機関として大熊町除染検証委員会を設置し、令和2年11月から8回にわたり、現地調査等を実施するなど、空間線量率の低減対策の効果等についての検証を行ってきました。
これまでの委員会を通じて取りまとめられた最終報告が、令和4年5月11日に同委員会の河津賢澄委員長から吉田淳町長へ提出されました。
町ではこの報告を受け、6月上旬に住民説明会を開いて町民の皆さまからご意見をいただき、町議会への報告を経て、国・県と同区域の避難指示解除日時を協議する方針です。
大熊町除染検証委員会(特定復興再生拠点区域)における検証結果(最終報告) [PDFファイル/109KB]
2022年4月21日に大熊町役場において第8回大熊町除染検証委員会を開催しました。
今回の委員会では、前回の委員会で指摘した3.8μSv/hを超える場所(ホットスポット)を中心に、環境省が実施した放射線量の再測定と再除染の結果について検証等を行い、今後の特定復興再生拠点区域の避難指示解除について慎重な議論が行われました。
その結果、「これまでの除染によって住民の被ばく線量が問題ないレベルまで低減されており、国の避難指示解除の基準を満たしているが、ホットスポットや除染未同意画地などについて十分な対策を講じるとともに、今後も線量低減対策や環境モニタリング、放射線に対する不安払拭のための情報発信等の対策を継続して行うことが必要」とし、それらの対策の実施を条件として「避難指示を解除することは妥当」との判断がなされました。
除染検証委員会は令和2年11月から8回にわたり検証を行ってきましたが、検証結果を取りまとめた最終報告書を今後町長へ提出します。
第8回大熊町除染検証委員会 議事要旨 [PDFファイル/308KB]
第8回大熊町除染検証委員会 会議資料 [PDFファイル/19.31MB]
第1回、第2回の委員会は令和2年度大熊町除染検証委員会、
第3回~第7回の委員会は令和3年度大熊町除染検証委員会をご確認ください。