原発事故から3年11か月が経過しましたが、発電所からは現在も放射性物質の放出が続いています。当初に比べると空間線量率は低下してきましたが、一時立ち入りの際はマスク等の防護装備の着用をお願いします。
大熊町では環境確認のため、一定期間に地表面に降下した放射性物質の量(大気中のちりなどに含まれる放射性物質)を測定しています。平成26年11月の測定(1平方メートルあたりに降下した放射性物質)では、大熊町で他自治体に比べて高い数値のセシウム-137が検出されました。
1か月分の降下物を回収し、放射性物質濃度を測定(測定値はセシウム-137の値)
※検出限界値は、測定点によって異なりますが1平方メートルあたり9~30ベクレルです
検出されたセシウム-137が発電所から新たに出たものか、周辺の土壌等からの再浮遊によるものかは不明ですが、現在も大気中に放射性物質が含まれていることは明らかです。呼吸により放射性物質を取り込む恐れもありますので、立ち入りの際はマスクを着用し、内部取り込みをしないよう各自防護をお願いします。
特に、室内清掃等を行う際は、屋外にくらべて低いレベルと思われますが、ほこりに放射性物質が含まれている恐れがありますので、巻き上げて吸い込んだり、身体に付着したりしないようご注意願います。
ご不明な点や詳細についてのご質問は、環境対策課にご連絡ください。