大熊町では、平成27年3月24・25日の2日間で町内167カ所の放射線量を測定しました。測定は、地上1mの高さで3回測定し、その平均値を表示しています。
通行止め等で測定できない場所もありましたが、空間線量率は引き続き低下傾向にあり、除染等(105番 保健センター南側駐車場)で大きく低下している場所もあります。
また、前回の測定値より上昇している箇所が多く見られるようになりました。これは、半減期が2年のセシウム-134が事故後4年が経過した現在、事故当時の1/4に減少し空間線量の低下率が少なくなる一方で、測定器の誤差(±15%)の方が大きくなった影響と考えられます。
今後も測定方法や測定場所の検討を行いつつ、空間放射線量の変化を確認して参ります。
大熊町内の空間放射線量については、国・県・東京電力等において定期的に測定を行っておりますが、町全域を対象とした測定データが少ない状況ですので、町復興のためにも、町独自で町内全域の定期的な測定による空間放射線量の把握が必要であり、国・県・電力等のデータとあわせ、復興事業策定の基にすることを目的に行っております。
測定はマスの中心付近で測定しており、測点の名称については、分かり易さを重視し敬称等省略していますのでご了承ください。
なお、この数値につきましては、「3地区分け」のデータとは関係ありません。町独自の参考値ですのでご注意ください。
3月24・25日測定結果表 [PDFファイル/3.09MB]