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大熊町内空間線量率測定結果(令和元年9月17日実施)

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月2日

大熊町では、令和元年9月17日に町内151か所の空間線量率を測定しました。測定は、地上1mの高さで3回測定し、その平均値を表示しています。

測定結果から分かったこと

原発事故から8年半が経過したため、セシウム-134の影響がかなり小さくなっており、1年前の測定値と大きく変わらない結果が得られると予想していました。過去の測定データと比較したところ、次のようなことが明らかになりました。

  • 除染などを行わなくても、1年前に比べて10%~20%ほど低下したところが多い
  • 除染や中間貯蔵施設関連の整備により、大幅に線量率が低下した箇所が町の東側で増加傾向。また、中間貯蔵施設の関連施設が整備されたため測定できなくなった箇所も増え、今回は新たに2か所増えた
  • 除染を終え、線量率が低くなった大川原、中屋敷、清水地区は、1年前の結果と比べても低下はわずか。一部、前回値より高いところは測定器の個体差の範囲と考えられる
  • 線量率が、追加被ばく線量の国基準である毎時0.23μSv(マイクロシーベルト)を下回る地点が大川原、中屋敷地区で増加。今後はさらに増えると考えられる
  • 測定日は晴天であり、雨による遮へいの影響はなかった

半減期が2年のセシウム-134の量は、原発事故直後の6%に減少しており、測定値に大きな変化はないと考えていましたが、半減期と別の理由(風雨等の自然要因による減衰等)で線量率は低下しているようです。

除染や中間貯蔵施設関連の整備等の影響により、測定値は代表性や継続性が失われつつありますが、町の線量率の変化をつかんで行くには重要な資料となると考えますので、今後も測定は続けます。

まとめ

現在も線量率が低下し続けているが確認されました。

また、去年の測定結果と比較すると明らかに線量の高い暖色系の部分が減った一方、線量の低い寒色系の部分が増えたことが分かります。海側では中間貯蔵施設の関連施設造成の影響が大きいです。それ以外では特別な対応をしていなくても大きく減少したところもあります。

9月17日測定結果表

測定はマスの中心付近で測定しており、測点の名称については、分かりやすさを重視し敬称等省略していますのでご了承ください

データ

9月17日測定結果表 [PDFファイル/348KB]

9月17日測定メッシュ分布図

データ

9月17日測定メッシュ分布図 [PDFファイル/1.45MB]

平成30年9月と令和元年9月の比較

データ

9月17日測定メッシュ分布図(平成30年9月と令和元年9月の比較) [PDFファイル/441KB]

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