大熊町では、令和元年9月17日に町内151か所の空間線量率を測定しました。測定は、地上1mの高さで3回測定し、その平均値を表示しています。
原発事故から8年半が経過したため、セシウム-134の影響がかなり小さくなっており、1年前の測定値と大きく変わらない結果が得られると予想していました。過去の測定データと比較したところ、次のようなことが明らかになりました。
半減期が2年のセシウム-134の量は、原発事故直後の6%に減少しており、測定値に大きな変化はないと考えていましたが、半減期と別の理由(風雨等の自然要因による減衰等)で線量率は低下しているようです。
除染や中間貯蔵施設関連の整備等の影響により、測定値は代表性や継続性が失われつつありますが、町の線量率の変化をつかんで行くには重要な資料となると考えますので、今後も測定は続けます。
現在も線量率が低下し続けているが確認されました。
また、去年の測定結果と比較すると明らかに線量の高い暖色系の部分が減った一方、線量の低い寒色系の部分が増えたことが分かります。海側では中間貯蔵施設の関連施設造成の影響が大きいです。それ以外では特別な対応をしていなくても大きく減少したところもあります。
測定はマスの中心付近で測定しており、測点の名称については、分かりやすさを重視し敬称等省略していますのでご了承ください
9月17日測定メッシュ分布図 [PDFファイル/1.45MB]