ページの先頭です。
ホーム > 町長の部屋 > 町長からのメッセージ > 町長からのメッセージ > 2024年 町長より新年のごあいさつ

2024年 町長より新年のごあいさつ

印刷用ページを表示する 掲載日:2024年1月4日

あけましておめでとうございます。

町民の皆さまにおかれましては、穏やかな新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

私たちの生活を一変させた新型コロナウイルス感染症ですが、昨年5月、2類感染症から5類感染症に段階が引き下げられ、マスクの着用などの制限が緩和されたことで、ふるさとまつりをはじめとする様々なイベントを約4年ぶりに通常どおり開催することができました。未だ油断はできませんが、コロナ禍前の日常が戻りつつあることを実感しております。

さて、町では昨年4月から町立学び舎ゆめの森認定こども園が開園、義務教育学校が会津若松市から移転し、約12年ぶりに町内で教育活動の再開を果たし、子どもたちの元気な声が聞けるようになりました。6月に完成した新教育施設を拠点とし、地域に開かれ、一人一人の多様性に応じた0歳から15歳までの一貫した特色ある教育をさらに進めるとともに、町民が生涯にわたって主体的に学び続けることができる教育環境の整備に取り組んでまいります。

また、令和4年に避難指示が解除されました特定復興再生拠点区域では、現在、大熊町の玄関口である大野駅西地区の整備に取り組んでおり、駅前復興の象徴となる産業交流施設の建設が始まりました。今春からは駅前広場や商業施設の建設も進め、令和6年12月の竣工を目指しております。

この下野上地区の整備とともに、「創る・巡る・贈る」をコンセプトとする、ゼロカーボンビジョンに基づいた2040ゼロカーボン達成に向けた取り組みをさらに加速してまいります。大熊中学校跡地に整備中のメガソーラーで発電した電気を拠点区域内の町有施設で利用する電気の地産地消など、再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりを目指してまいります。

現在も町土の約半分におよぶ帰還困難区域については、国の新たな方針として、帰還を希望される住民のご自宅やその周辺などの生活に必要な範囲を設定し、除染やインフラ整備を行い、避難指示解除を目指す「特定帰還居住区域」制度が設けられました。町は、町内全土を取り戻すことを目指しており、一歩前進することができたととらえています。

ふるさと大熊に早く帰りたいとの町民の皆さまの強い思いに応えるため、この制度を利用し、昨年12月に下野上1区の先行除染が始まりました。残りの9行政区も同区域を設定し、1日も早い避難指示解除を目指してまいります。

町に「戻りたい方」「戻らない方」「新たに町民となる方」に「戻ってよかった」「つながりを持ち続けてよかった」「移り住んでよかった」と実感していただくための施策に取り組み、努力を重ねる。これは4年前の町長就任以来、変わることのない目標であり、信念です。

町の明るい未来を切り開くため、職員一同 本年も全力でまい進してまいりますのでご理解とご協力をお願いします。

結びになりますが、町民の皆さまにとってこの一年が健康で笑顔の多い年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

本年もよろしくお願いします。

大熊町長 吉田 淳

このページの先頭へ